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二人目不妊を経て2児の母となったタカコの回顧録と妊活に役立つ情報を載せています

不妊で悩んだ私がシリンジ法に出会い出産するまでの回顧録

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現在4歳と生後2か月になる二人の娘を育てています。

私が不妊に悩んでいた期間は約3年間。

長年子供が授かれずに悩んでいる方に比べたら、短い期間かもしれません。

それでもやっぱり妊娠できない期間は本当に辛かったです。

特に辛かったのは、「二人目を早く!」という両家の親からの催促と、妊活に関して私と夫との間にあった意識のすれ違いでした。

 

子供を作れ、がストレスに

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「年子ですぐに子供を」という義実家

上の子が生まれてすぐに義両親から「年子で産むと後が楽だから、年子でも良いんじゃない?」と言われました。

主人は二人兄弟ですが年子で育っていたので、義両親の経験からそんな言葉が出たのであって本気で年子で二人目を生むように言っているとはその時は思いもしませんでした。

しかし、上の子が1ヶ月、また1ヶ月と成長する毎に義両親は「年子で産んだ方が良い」「年子で子供を」としきりに口にするように・・・。

年子で子供を産むという気は毛頭なかった私にとって、年子で次の子を産んだ方が良いと勧めてくる義両親の言葉に内心かなり驚いていました。

せめて二人目を生むなら2歳差ぐらいが良いんじゃないかと思っていたので、とりあえず上の子が1歳を過ぎ、生理が再開したあたりから妊活を始める事にしました。

 

 

妊活を始めるもののすぐには出来ない

当たり前ですが、妊活を始めたからといってすぐに妊娠できるわけではありません。

1歳になりたての子供もいるし、夜泣きもする、中々夫婦の時間も取れません。

仕事も徐々に再開しはじめていたので、「妊活」といいつつも「いつかできたら良いな」という程度で本格的に取り組んではいませんでした。

しかし、娘が1歳半を迎えるころから義実家だけでなく、実家の親までもが二人目について口を出すようになってきました。

 

「二人目の予定は無いの?」

「今なら2歳差で生めるし良いんじゃない?」

「きょうだいがいると楽しいよ」

と、顔を合わせる度に両家の親から二人目について催促されていました。

 

「授かりものだから仕方ないじゃん!」と言いながら、私も内心このままでは2歳差での出産は難しいんじゃないかと焦りを感じていました。

 

 

3歳を間近にストレスがピークに

娘が2歳を過ぎても一向に妊娠する気配がなく、さすがに焦りを感じた私は本格的に妊活をする事を決意しました。

基礎体温を測り、排卵検査薬を使いタイミングを計る日々。

しかし、一向に妊娠する気配はありません。

生理が1日でも遅れると「もしかして!?」と検査薬を使用し、真っ白な検査結果に落ち込む、を繰り返す。

2本入りの検査薬を毎月毎月購入し、何本も無駄にしてしまいました。

 

焦る私の事など知る由も無く両家の両親は顔を合わせるたびに

「まだできないの?」

「一人じゃ可哀そう」

「やっぱりきょうだいが居ないとね~」

と、悪意なく私を追い詰めてきます。

娘が2歳半になるころには毎回毎回顔を合わせる度、絶対に「ママ、早くしてあげなきゃ!」とお叱りをうけるので、両家の両親に会いたく無くなっていました。

私のストレスはピークに達しほんの些細な事でイライラし、知り合いが2人目を授かったと聞けばみっともなく嫉妬をするほどでした。

 

排卵日にタイミングが取れず涙する事も

娘が2歳半になり、希望だった2歳差で生む事が不可能になった頃、さすがに焦りを感じていた私は排卵日付近にどうにかしてタイミングを取ろうと必死でした。

しかし、仕事に忙しい夫にお願いしても「今日は疲れてる」とすげなく拒否されてしまいます。

こんなに周囲から二人目を催促されてストレスが溜まっているというのに、夫は私の苦しい気持ちなんてまるで分ろうとしていない!

そんな思いがこみ上げて来て何度も夫と喧嘩になりました。

「こんな人の子供なんてもう要らない!」と本気で思った事もありました。

排卵日付近に全くタイミングが取れなかった月は、夜中に一人で泣く事もありました。

私には娘さえ居ればいい。

どうせいつか離婚して子供を連れて出ていくんだから、自分で育てるには一人が限界だ、なんて事まで考えて自分を納得させる始末です(笑)

今思えば、子供が出来ないプレッシャーでかなり情緒不安定になっていたんだと思います。

 

 

どうせできないとやさぐれて徹夜で仕事をする

何本も検査薬を無駄にし、顔を合わせる度に二人目を催促され、挙句夫に拒否される日々に疲れた私は、二人目の妊娠に全く積極的になれなくなっていました。

  • 頑張っても子供はできない。
  • できなければ理不尽に叱られる。
  • 妊娠できない自分になんの価値も無い。

そんな極端な思考に陥り、せめて何かしら自分の価値を見出したくて徹夜で仕事に明け暮れるようになりました。

そんな生活が半年ほど続き、とうとう生理が2ヶ月以上も来なくなってしまいました。

本末転倒です。

 

不妊検査を受ける事を決意

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不妊外来に言った事を告げると夫は渋い顔

娘の3歳の誕生日が目前に迫り、不妊検査を受ける事を決意しました。

不妊の原因が分かれば解決策が見つかるかもしれないし、原因が無ければタイミング指導ですぐにできるかもしれない。

私が誘っても乗り気じゃない夫も病院からの指導だからと言えばタイミングをとってくれるんじゃないか。

そんな甘い考えで不妊外来に行き、検査の予約と男性用の検査キットをもらって帰宅しました。

 

不妊検査を受けようと思うと言った時の夫の言葉は、今でも忘れません。

「えー。男性用の検査ってアレでしょ・・・?」

「こういうのってタイミングだから焦らなくてもいいんじゃない?」

不妊治療ってお金かかるんでしょ?」

 

 遠回しに言いつつも、結局夫は「男性の検査をしたくないし、お金がかかるから不妊治療はしなくてもいい」という返答だったのです。

私がこんなにも悩んで悩んで不妊外来に行った気持ちを踏みにじられた、そんな気持ちになりました。

 

妊娠だけを目的にする私に夫も疲れていた

今だから思いますが、その当時は夫も「子供が出来ない」「妊娠したい」とそればかりの私に疲れ切っていたんだと思います。

毎月検査薬を買っては落ち込み、情緒不安定になり、自分を責める妻なんて正直迷惑なだけだったでしょう。

かもたまにのスキンシップの目的は愛情の確認作業では無くて「妊活」だなんて、今思えばとても可哀そうな事をしてきました(汗)

 

 

藁にもすがる思いでシリンジ法を試してみる

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ネットでシリンジ法について知る

不妊検査を断られてから神頼みをしたり、サプリメントを摂取したりと妊活に良いと言われる事を試す日々が続きました。

そんなある日、ネットを見ていると「シリンジ法」という単語を見つけました。

 

「なんだそりゃ」と思って調べてみると、シリンジを使った自宅で出来る人工授精の方法だと知りました。

シリンジ法なら夫が疲れきっていてもわざわざ大げさにタイミングを取る必要もない。

子供を寝かしつけている間に夫に準備をしてもらい、子供が寝たタイミングでシリンジで自己注入するだけで良い。

その当時、夫の仕事が忙しく排卵日付近にタイミングが取れない事も多くあったため、藁にもすがる思いでシリンジ法を試してみる事にしました。

 

シリンジ法も最初は嫌な顔をされる

男性の不妊検査すら嫌がっていた主人ですので、最初からシリンジ法に乗り気ではありませんでした。

「そんな機械的な方法は嫌だ」とか「なんでわざわざそんな方法を取ってまで子供を作りたいのか」と散々な言いようでした。

しかし、もう3年近く続く不妊期間と夫の非協力的な態度に私のストレスはマックスに。

ボロボロ涙を流しながら両家の両親から子供を催促されて辛い事、自分に価値が無いような気がして落ち込んでいる事、夫の非協力的な態度に傷ついてきた事を懸命に話しました。

これまで、妊活に関してここまで感情的に自分の気持ちを夫に伝えた事が無かったため、夫は心底驚いたようです。

しかし、それで私の気が済むのであればと、排卵日付近にタイミングが取れない時だけシリンジ法を実行する事で了承してくれました。

 

シリンジ法を試して3週期目で陽性反応

それから3周期に渡ってシリンジ法を試しました。

排卵日を挟んで5日間が黄金期間だとシリンジ法キットのサイトに書いてありましたので、最初の周期はその期間中に二人でタイミングが取れない時のみシリンジ法を利用しました。

しかし1周期目に生理が2週間遅れ(この間また検査薬4本無駄にする始末(笑))排卵日が予測よりも遅れているのでは無いかと言う疑念が湧きました。

2周期目以降は排卵日が近くなったタイミングで1日置きに生理が始まるまで入れることにしました。

3周期目も同じく排卵日が近くなったタイミングで1日置きに入れました。

その時も生理が来るまでは続けよう…と思っていたのですが、突然の体調不良に見舞われ2日ほど寝込むことになりました。

結果的に、その体調不良が妊娠超初期症状だったようです。

体調不良3日目の日にもしやと思って検査薬を試すと、今まで真っ白の窓しか見た事の無かった検査薬が陽性になっていました。

購入しておいたシリンジ法キットがピッタリなくなるタイミングでした。

 

 

本当に妊娠出来るんだ…と驚き

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私の場合、全てシリンジ法で妊娠したわけでは無く、シリンジ法を交えながらタイミングをとっていたので、正直どちらが妊娠のきっかけになったのかは分かりません。

ただ、いままでなら排卵日を逃していたような時でもシリンジ法でしっかりとタイミングをとる事が出来ていたと言うのが一番大きかったと思います。

何よりも、シリンジ法を使って「ここだ!」という時期にちゃんとタイミングを取れていた事が精神的なストレスを緩和させてくれていました。

「ストレスが無くなった途端にポンッとできるよ」と言われた事がありましたが、まさにその言葉通りでした。

 

授かった子は今年の5月に無事に出産。

どこにも異常は無く、むしろ元気過ぎるぐらい元気にスクスク育っています。

3年間、あんなに悩んだのにシリンジ法を取り入れてたった3ヶ月で妊娠に至れたのは本当にラッキーだったと思います。

ただ、このラッキーを手に出来たのもシリンジ法に出会ったお陰です。

だからこそ、今妊娠が出来ずに悩んでいる方にぜひシリンジ法の事を知ってもらいたい。

その一心でこのブログを立ち上げました。

思うようにタイミングが取れない、すれ違いで夫婦生活が難しい、そんな方には是非一度シリンジ法を試していただけたら良いなと思っています。

 

 

※「プレメントシリンジ法キット」「シリンジ法キット」は、株式会 社オンリースタイルの登録商標です。